アメリカの出版社の格言にこういうものがあります
『初めの一文は、その小説を売り
最後の一文は、次回作を売る』
作家は皆、冒頭に魂を注いで書いています
書いた小説を売りたいですからね
でも、なかなか良い出だしの一文は書けません
インパクトのある一文を書くのは本当に難しいで
だから技として、盛り上がりのあるシーンから書き始めるという事もします
国盗り物語のはじまりの一文は
川端康成の雪国に並ぶ名文だと思います
前半は織田信長の義理の父、斎藤道三の成り上がりの人生
後半は明智光秀にスポットをあてて書かれています
(タイトルは織田信長)
司馬遼太郎の書く斉藤道三は魅力的です
タイトル 国盗り物語
ジャンル 歴史フィクション
著者 司馬遼太郎
計四巻
司馬遼太郎が好きな方は新史 太閤記もおすすめです
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