進撃の巨人のストーリーの作り方 貴種流離譚とは?

漫画・アニメ

筆者は進撃の巨人が歴代アニメ・漫画で一番だと思っています。

小説家の卵として進撃の巨人のストーリーの作り方を説明したいと思います。

ここから先は、超ファンの方は見ないほうがいいかもしれません。

 

進撃の巨人のストーリーの作り方は実は王道なんです。

下記を見ると他の漫画も連想できるのではないでしょうか。

・初めに主人公が揺るがない目標を立てる

・敵は圧倒的戦力

・その目標を達成する為に特訓

・仲間と出会う

・敵の能力が味方にもあった(もしくは味方の能力が敵にもあった)

・仲間と思っていた者の裏切り(敵と思っていた者が仲間になる)

・キャラの昔話の掘り下げ(だいたいトラウマレベル)

・人類滅亡の危機

※貴種流離譚という話の作り方の応用をしています。

※貴種流離譚とは、元々高貴な身分の主人公が不遇により、最下層に落とされ育てられる。幼少の時に目的をたて、冒険の旅に旅立つ。仲間と出会い、試練を乗り越え、目的を達成し、故郷へ戻る。世界中の神話は貴種流離譚で作られている事が多い。日本の竹取物語やヤマタノオロチの話が代表です。

昔から人が愛した物語の作り方なんです。

 

王道ではないストーリーの作り方は、デスノートです。

でもなぜ、進撃の巨人が王道と思われないか。

それは、設定にオリジナリティーがあるからなんです。

・巨人のデザイン

・立体起動装置(←特にこれですね)

・心臓をささげよのポーズ

・壁の中に人類は閉じ込められ、徐々に住む場所を奪われていく など

判っているなら同じぐらい面白い作品を作ってみい

と思われると思います。わかっていても作れない。

評論家と生産者の間にはとんでもないがあるんです。

だけど、分析しないと生産者に近づけないのも確か。

 

諌山さんも言ってました。

リヴァイ兵長は幽遊白書の飛影をモチーフにしていると。

そして、とあるゲームと漫画と映画にインスパイアされ物語りを作っているらしいです。

 

話が王道の作り方なのに、王道と思わせない。

諌山さんが天才だと思う由縁です。

 

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