アメリカの出版界にはこんな格言があります。
【はじめの一文はその小説を売る】
小説家は冒頭に命をかけている。
書き出しの力をつけたい方の為の
【書き出し王】の参加者を募集します。
量は質に変わります。
書き出しを極めちゃいましょう。
書き出しを征する者は、小説を征す。
良い書き出しだなと思った人には、フォローしてあげてくださいね。
励みになると思います。
書き出し王ルール
いものツイッターで毎日ランダムに組み合わせたタイトルを3つ上げます。
→くわしくは、こちら。
そのツイート返信欄に文字制限140文字以内で、浮かんだ書き出しを書きましょう。
私は、10分で書いてます。
会話から始めようとか、地の文に力を入れようとか、コメディー風で入ろうとか
色々テーマをもってやっています。一年間続けたら、今より少しは腕がつくかな。
例をあげます。
例1
タイトル ②あまねくイカヅチ
返信欄
「なんという解放感だ」
辺りで草が踊る。
台風の目の中。闇と光のコントラスト。
男は嘆いた。
「ポチ……」
②
例 2
タイトル ①ポケットのシンデレラ
「いつも傍にいるよ?」
胸ポケットから、顔を覗かせた小さな小さな女の子は、恥ずかしそうに呟いた。
守らなければならない。
魔王ルシファーは、三日おきに刺客をさしむける。
決意と実力は、いつも噛み合わない。
僕に、僕に力があれば……。
ドン!ドン!ドン!
今は、フロッグがいない!
①
グロNG。
極度なエロNG。
誹謗中傷NG。
その他、公序良俗に反するものはN G。
無条件で削除します。
※著作権の保護はできませんので、歴史に残る程の書き出しが思い付いたら、記載しないで、賞に出しましょう。
いものツイッター
こちらです→https://twitter.com/imo87945995
まとめ
人に見られる場で、数をこなすと力がつくと思います。
いつか、雪国を超える書き出しを書きたいですね。
切磋琢磨!
追記。
書き出し王を初めて二週間ぐらい経ちました。
今、書いている小説に良い影響が出ていると感じています。
レベルが上がったのは書き出しではなく創造性です。
言葉によるインスピレーションで、沢山の物語の冒頭を書くのは、創造性を上げる良い訓練だと感じています。小説は一章、一章、創造していかないといけないですからね。
以下、書き出し王例。ストック場所。
■「X+5=3」
Xはわからないものに使う。これは数学の基本。
だから、俺は日本中からこう呼ばれている。
『足長おじさんX』
死ぬまで朽ちぬ富をFxで稼いだ。
もう金はいい。名声もいらない。
俺の金が、日本の貧しい子供達の未来をどう変えていくか。興味がある。
俺は、物語が好きだから。
③
タイトル ③いやなX
ヒューマンドラマ意識。
■「あはははは~」 いつもの様に、教室にこだまするお馬鹿コンビの笑い声。
笑い方までお馬鹿だ。
「ねー、ねー、楽しそうだねー」 かおるが、割って入ってきた。
美人で明るい。スタイルもよく、髪もサラサラ。性格も悪くない。
だが、悪女。何人の男子が泣かされて来たか。
本人には、悪気が無い①
タイトル ①ふりむいた初夢
ラブコメ意識。
■「くっくっく」
この世は、所詮結果主義。
仮想通貨を見よ。
結果を出せば、手段は関係ない。
勝てば官軍。
人の不幸など関係ない。
この日、俺は禁断の改善に手をつけた。
為替操作。
戦争ビジネス。
政治家になれば、
まだまだ出来るだろう。
ばれなければいい。
ばれない算段はある。
③
タイトル 禁断の改善
悪の政治家意識。
■ふらふら、ふらふらさ迷う。
この世をさ迷う。
宛などない。
目的などない。
いつからさ迷っているかわからない。
10年近く同じ所にたたずんでいた事がある。
もちろん理由はない。
僕は出張患者だ。
①
タイトル ①出張患者
ホラー意識。
■「待たされるのが嫌いだ」
待ち合わせ。電車の遅延。カップラーメン。
「だが、待たせるのは嫌いじゃない」 これから俺は、これを目標に暮らしてやろう。
「けちなお待ち下さい」 ②
タイトル② けちなお待ちください。
人に迷惑をかける男の物語を意識して書きました。何故彼は、こうなってしまったか。
■うちには、恐ろしい物がある。
祖父が買った戸棚。
捨ててはならないとの遺言。
いわくつき。
戸棚には窓がある。
そこには、たまに不可思議なものがうつる。
鏡ではないガラスにうつるのだから不鮮明。しかも、動画。
ある時は、戦争。ある時は、殺人シーン。
今日うつったのは……
③
タイトル ③戸棚の窓
ホラー意識。
■きれいな。それはそれはきれいな白。むしろ白というより灰色に近かったり、茶色に近かったり。そのくすみ方は、人の手で作られた暖かみを感じる。世界に2つとないうっすらとした模様。似ているけどよく見ると似てない。人のよう。
僕は和紙にはまっている。
①
タイトル ①紙のノイローゼ
描写を意識して書きました。
■
トン、トン、トン、トン
雨が屋根にぶつかる音が聞こえる。
「で、返事は?」
答えられない。こんな重要な決断をすぐ出来るはずがない。
チッチッチッ
今日は秒針がうるさい。
①
タイトル ①静かな暗示
無音で緊張感を意識
■しんしんと降り積もる雪は
空気を清らかにする。
日光を鮮やかにする。
でも、僕は嫌いだ。
冷たい。冷たい。と言われる。
愛する人に。
冬のロボットなんか、嫌いだ。と言われる。
いいな。いいな。
今度生まれ変わったら、温もりのある人間になりたい。
③
タイトル ③冬のロボット
■春、夏、秋、冬 季節は巡るものだと思っていた。
一年中夏の場所もあれば、冬の所もあるという。
日本の常識は世界では、通用しないこともある。
僕は、後何回季節を感じる事が出来るのだろう。
退屈なベッド。痛いお腹には、もう飽きた。誰か。誰か刺激を下さい。
①
タイトル ①まわれ季節
■かげろう。
アスファルトからゆらゆらと熱気が立ち昇る。毎年、倒れて1ヶ月程意識を失う。だが、夏は嫌いじゃない。意識を失っているのは、現実で僕は夏の間だけ新世界にいける。一昨年は、ジャングルの王者になっていた。去年は、エジプト王。今年はなんだ?
もう間も無く倒れる時がやってくる。
①
タイトル ①夏の新世界
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