魔王討伐すら出来る俺、異世界最強の賭博師になる/プロ作家 セツナセイさんへのインタビュー

プロ作家へのインタビュー

第23回スニーカー大賞 春《特別賞》を受賞されデビューされた

セツナセイさんへのインタビュー記事です。

快く答えていただきました。

デビューに向けて頑張っている方へのアドバイスも頂きました。

 

セツナセイさんへの11の質問

質問1   小説を書きはじめたきっかけはなんですか?

 

正直あまり覚えていないのですが、昔のクラスでみんなが苦手と言っていた国語の作文がわりと好きで、その時に将来そういう仕事が出来たらいいなぁと思っていました。
そしてその気持ちをあるときふと思いだしたのが書き始めたきっかけだと思います。

 

質問2   ペンネームと著書のタイトルとツイッターアドレスを教えてください。

 

■ペンネーム:セツナセイ
(よく聞かれるのですがペンネームは好きな言葉と10年後に後悔できるような中二病的響きが気に入ってこれにしました)
■タイトル:「魔王討伐すら出来る俺、異世界最強の賭博師になる」
■ツイッターアドレス:https://t.co/eByOsG9vbu

 

質問3   出版作まで長編を何作書きましたか? 賞応募暦もあれば、何作応募したか教えてください。その間の気持ちを教えてください。

0作です。ただ数十ページ書いて完結させてあげられていない物語が数作あります。
賞応募歴は先程書かせて頂いた「魔王討伐すら出来る俺、異世界最強の賭博師になる」を応募させて頂いたスニーカー大賞に一回と10代のときに一度だけ30P程度の短編を応募したことがあります。
その間の気持ちは何か自分の中で煮え切らなくて、認めたくない感情がユラりユラりと燻ぶっている感じでした。

 

質問4   出版作の苦労した点はどこですか?

スケジューリングです。
作品を創る際には色々な方の協力が必要となるためどうしても自分の時間感覚だけで作業するのは難しく、その点に苦労しました。

 

質問5   出版作の工夫した点はどこですか?

工夫というか気を付けた点は登場するキャラクター達が『リーフグランデ』という世界を本気で心の底から楽しめているかどうかです。
ちゃんと彼らが自分のいる世界を謳歌出来ていること、そこに注力致しました。

 

質問6   版元さんがオッケーなら、上記の作品の書き出しを教えてください(百文字前後)

「――――――さま。英雄様、目を、目を覚ましてください。英雄様」
遠くの方で俺を呼ぶ声が聞こえる。

だが思考ははっきりしない。

まるで刃こぼれしたナイフのようにキレがなくなった脳みそをフル回転させ考える。一体何が起きたんだ。
だけどいくら考えても答えは出なかった。

頭の髄にまで濃霧が掛かっているかのようにいくら考えても何が起こったかはわからない。

 

質問7  著書を知らない小説好きに勧めるなら、なんと言いますか?

これは、なんて言ったらいいのか難しいですね。
でも私が言えるのはクズな主人公とカジノ大国『アッシュベルト』を全身全霊全力で一緒に楽しんでみませんか?

そしたら絶対に楽しいし、日常に新しい色が付きますよ。

 

質問8   今、デビューに向け小説を書いている方にアドバイスを下さい。ご謙遜抜きでお願いします。

先ほど挙げた本作を読んで頂いた方ならわかると思いますが私はまだまだ未熟です。
正直に言ったらこの記事をお読みになっている皆さまの方が文章力やその他諸々技術が上だと思います。
ただそんな私が出版更にはスニーカー大賞特別賞という栄えある賞を頂けたのは『荒削りながら面白いコメディを書きたい!という気力や意思が満ち満ちていた』からだそうです。

(私が頂いた選評より)

そんな未熟で荒削りな私が言えるのは、作品は突き詰めれば文字の羅列だし、無生物でもちろん意思もありません。

だけどそこに気持ちは宿るんだということです。
本気で取り組んでも上手い下手は現れます。
だけど言葉に出来ない感情は灯るのではないかなと思います。
一冊の中にはどこかで見た事もあるような表現も絶対に現れます。
でも数百ページの中に宿る10万文字近い組合せに本気で挑んだらそれは上手い下手を越えた感情を揺さぶる何かになるのではないかと思います。
感情論で申し訳ありませんが、自分が納得できる気持ちを一作品の中にありったけ詰め込んでみたら一生モノの出会いが生まれるかもしれません。

 

質問9   出版が決まった連絡を受けたとき、どんな気持ちでしたか?

出版が決まったというよりも初めて編集の方からお電話を頂いた時は某丸〇製麵の駐車場だったのですが、興奮したのを覚えてます。
電話が終わった後、混乱して自分は今から夕食を食べに行くのかそれとも食べ終わって帰るところだったのかわからなくなりました。(正解は食べ終わって帰るのほうでした)

 

質問10  未来の自分へ一言!

お前は絶対に完璧になんかなれないよ。

キャラ造りから勉強しても、ストーリー造りを学んでもきっと誰もが認める作品なんて書けないよ。
数年後あるいは一年後、もしかしたら半年後かもしれないけど、きっとそのことで苦しむんだろうけど、そこには意味はないと今の自分は思ってるよ。
本気で悩むのはいいけど苦しんだらきっと自分が納得できる作品なんて書けないよ。
人生に完璧はないけどレベルアップはあると思ってるし、人生なんて所詮一秒、一瞬の時間の積み重ねなんだからその一秒一瞬を自分が納得できるものにしたんだったら後は全部楽しんだらいい。

私は未来の自分に期待してるよ。

 

質問11  最後まで読んで下さった皆様に一言!

ここまで読んで頂きありがとうございました。
まだまだ未熟者ですがより良い作品を書けるよう日々精進しますので作品共々よろしくお願いいたします。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

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出版界は厳しいので、一作一作が勝負です。

出版してから2週間の売り上げで次の刊行が決まると言われています。

 

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